不動産営業マンのホンネ

不動産の世界

「不動産売買の営業」の仕事をして、もうすぐ丸12年になります。

その間、ご成約に至ったお客さまは延べでおよそ750組、取り扱った物件は500件を超えます。

もちろんですが、お客さま一組一組が、異なる条件で、異なるこだわりを持ち、異なる事情を抱えて不動産を探す、あるいは売却なさります。

また、そこに加えて、売買の対象となる不動産そのものも、一つひとつにそれぞれまったく異なる特徴があり、異なる良さがあります。

大学を出て、この業界に身を置き、正直、はじめは辛いことの方が多かったです。

知識も経験もない中で、ただただ、がむしゃらに動き回ることしかできませんでした。担当させていただくお客様はもちろん目上の方ばかりで、ご迷惑にならないよう、分からないことは分からないとお伝えして、その度に調べては報告しての繰り返しでした。

入社年次を重ねれば重ねるほど、次第に知識と経験が積み重なり、自分の仕事のキャパシティも増えていき、成約件数もぐんぐん伸びていくようになりました。

そしてしみじみ思いました。

「昔は知らないことばかりで、お客さまにずいぶんとご迷惑をおかけしたなぁ」と。

ただ、不思議なことに、

何度もお取引していただいているリピーターのお客様や、

成約後に他の案件をご紹介いただけるお客様は、

知識も経験もなかった若手のときに担当させていただいた方々が多いんです。

これってどうしてなのかを考えてみると、

入社当時の私ががむしゃらに一生懸命、目の前のお客様のために動いていた姿が、お客様にとっては印象深く、一つの思い出になっていたのかもしれません。

ほとんどの方にとって人生で最も高額なお取引になるであろう、不動産売買の営業というこの仕事は、何年続けていても、冗談抜きに、毎回毎回のお取引に新しい発見があります。

私自身はこの業界での経験しかないですが、不動産は本当に奥深いものであり、ここまで責任が重く、それでいて“面白い”業界というのは、他にあまりないのではないかなと思えるほどです。

今後は、さまざまな特徴のある不動産についてのご紹介や、売買の際のポイントなどもお伝えできたらと思います(^^)

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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