これまで、多くの不動産投資家の方とお仕事を一緒にさせて頂くなかで、所有不動産を上手く運用できている人にはいくつか共通点があることに気がつきました。
本日は、そのような不動産投資に向いている人の特徴をいくつかご紹介させていただきます。
今不動産投資をしている、もしくは、これから不動産投資を始めたいと考えている人にも是非参考にしていただければと思います。
それでは、早速見ていきましょう!
■数字に強い人
不動産投資の計算式として、
「不動産所得=不動産収入(家賃収入)-不動産所得の必要経費(固定資産税、管理料、修繕費等)」
が基本の形になります。
主に投資用物件の購入を検討するうえで、みなさん当然、この計算式を考えるわけですが、上手く運用ができている人は、購入検討の段階でこの計算式を将来にわたっても試算しています。
「購入するとき」の家賃収入と経費だけでなく、5年後、10年後の家賃の変遷や、空室になる期間が出てくることもあるということ(空室率)、さらには先々の修繕費までも視野に入れて、購入物件を選定しています。
そのようにして選ばれた不動産だからこそ、長い期間運用が可能になるのです。
■節制ができる人
私がこれまで見てきた、上手く運用のできている人たちは、派手な生活をしているような方はほとんどいませんでした。
しかし、同時にみなさんに共通しているのが、どのような状況にも対応できる準備ができているという余裕も感じることができました。
不動産投資をしていく中で、安定して収入が入ってくることもあれば、ときには不測の事態による支出が発生することもあります。
特に、建物へ構造的な損傷が発生してしまった場合などは、修繕費も高額になります。
不動産を保有していく以上、そのような事態を想定することが必要なのですが、意外にこれができずに、不動産収入が増えていくとともに生活レベルを上げてしまう方も少なくありません。
上手く運用ができている人は、そうした不測の支出に備えて、日々の収入をしっかりプールしておくことで、万が一の大きな出費にも対応ができる準備を常に取っているのです。
■思い切りの良い人
三つ目の特徴は、自分がいいと思える物件が見つかったとき、購入の判断がとても早いということです。言い換えれば、買う、買わないの判断の軸がしっかりできているということです。
日頃からアンテナを張って情報を見ているからこそ、自分の中での物差しが出来上がっているため、迷っている時間というのはほとんどなく、自分が良い物件と思えるかどうかの判断が瞬時にできてしまうのです。逆に、物差しに合わない物件であればすぐに見送る、という判断を下します。
■地味な作業も苦にならない人
戸建や一棟アパートの保有をするうえでは、定期的に現地を確認して、共用部分に劣化が見られないか、雑草が伸びていないかなどをチェックするということも必要になります。
こうした作業は、わずらわしさを感じる人も多いのですが、上手く運用ができる人は、保有物件の定期的な現地確認も大切なルーティンと位置付けています。
自分の目で不動産の状態を確認することで、今後の修繕箇所のチェックができ、ときには入居者さんの顔を見て挨拶もできます。こうした管理も苦にせず、むしろ楽しんでできるような人こそ、物件を長く保有するにあたって良い状態を維持することができるのです。
■人との繋がりを大切にできる人
不動産投資には、さまざまな方面の人とのやり取りがあります。
具体的には、物件購入時の売買の不動産屋さん、所有権移転登記を担当する司法書士さん、賃貸募集を担当する賃貸の不動産屋さん、建物の修繕を依頼するリフォーム業者さん、税金関係を相談する税理士さん、、などなど。
上手く運用ができている人の特徴として、それぞれの分野に信頼して相談のできる相手がいるということが挙げられます。
インターネットなどで、それぞれの分野で自分が信頼できるパートナーを探すという人もいれば、例えば、初めて投資物件を購入した時の取引で知り合った不動産屋さんや司法書士さんとの出会いを大切にして、その後継続して良好な関係を築いていく人もいます。
不動産投資を続けていくうえで、それぞれの専門分野の知識が必要になる場面が度々出てきます。
そんなとき、各方面に良好な関係を築けているパートナーからのアドバイスは非常に大きな力となるのです。このように、人との繋がりを大切にして、お付き合いできることが、不動産投資のしっかりした土台となっているように思います。
以上が、私がこれまでお会いしてきた、上手く不動産投資ができている人に共通している特徴になります。
これからも、不動産投資関連のトピックをお届けしたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント